【古典落語】道具屋
えー、「道具」という言葉は、今では工具のような品を思い浮かべますが、江戸の商売では家具や日用品まで、暮らしに使う物を広く道具と呼びました。
道具屋は、古道具や家の中で使う品を扱う店。
品物の種類が多いぶん、売る側に ...
【落語】腕をふるうカレー
えー、料理の話でよく使う『腕をふるう』という言葉は、料理の腕前を存分に発揮する、という意味でございます。
本当に腕をぶんぶん動かすことではありませんが、言葉をそのまま受け取る人がいると、台所はたちまち運動場になります。
【落語】缶の酒
えー、人に買い物を頼まれますと、品物より先に言葉を覚えてしまう人がございます。
酒の世界では、『燗酒』は酒を温めたものを指します。
一方、昔からいう『冷や』は、冷蔵庫で冷やした酒ではなく、常温の酒を指すことが多いそ ...
【落語】自由な帽子
えー、人に買い物へ付き合ってもらうと、つい「それ、似合うよ」と言われた品を買いたくなるものでございます。
服や帽子の『フリーサイズ』は、どんな人にも無条件で合うという意味ではなく、ある範囲の体格に合わせやすく作ったサイズの ...
【落語】十ぷんの手伝い
えー、秋分の日が近づきますと、昼と夜の長さがほぼ同じになる頃でございます。
2026年の秋分の日は9月23日。
昼と夜がきっちり同じになるというより、昼のほうが少し長いこともありますが、季節の節目として昔から親しまれて ...
【落語】留守番のミケ
えー、商売や暮らしでよく使う『番』という字には、見張りをする役目という意味があります。
『店番』や『火の番』がそれですね。
ところが『留守番』となると、家にいて留守を守る人のこと。
言葉は短くても、聞き方を ...
【古典落語】子ほめ
えー、人をほめるというのは、なかなか気を使うものでございます。
ほめたつもりが、相手の親や持ち物までほめてしまったり、逆に大事なところを外してしまったり。
江戸の町では、子どもが生まれると親しい人が祝いに訪れ、祝い ...
【落語】回覧の輪
えー、人に何かを頼むとき、頼んだ相手がすぐ隣にいると、つい「ちょっと回しておいて」と言ってしまうものでございます。
「回覧」という言葉は、文字どおり、順番に回しながら読むこと。
読んだら手元に置かず、次の人へ渡すの ...
【落語】乾杯の練習
えー、人前で話す前に、家で何度も練習するという習慣がございます。
短いあいさつでも、いざ本番となると口が固まるものです。
酒の席でよく使う『乾杯』という言葉は、文字どおりには杯を乾かすという意味。
今では、 ...
【落語】話のついた時計
えー、人に頼みごとをするときは、言い方ひとつでずいぶん印象が変わります。
親しい相手なら「ちょっと話をつけてくれ」と頼めますが、この『話をつける』は、話をどこかへ貼りつけることではなく、相談や交渉をうまくまとめるという意味です ...