【落語】酒のつまみ
えー、「つまみ」という言葉は便利なもので、食べ物を少し口に入れることも、瓶のふたや戸棚の取っ手を指すこともあります。
話の流れで意味が決まる言葉ですが、酒好きが聞くと、都合のいいほうへ意味を動かしたくなる。
今日は、そ ...
【落語】マウスを捕まえて
えー、商売でも家の仕事でも、同じ言葉が別の意味で使われると、話が思わぬ方向へ進むことがあります。
机の上の「マウス」も、パソコンを使う人には道具ですが、猫にとっては追いかけるもの。
今日は、言葉を聞いた猫が、実に猫 ...
【落語】まかない付き
えー、秋の気配が少しずつ深まるころになりますと、「食欲の秋」という言葉を思い出します。
新米やきのこ、いも類など、季節の食べ物が出回る時期で、食事の楽しみも増えるころでございます。
もっとも、食べる楽しみはあっても ...
【落語】頭を下げる
えー、「頭を下げる」という言い回しは、頭を低くする動作から、謝ったり、お願いしたりする意味になったものです。
ところが言葉を覚えたての人は、動作と意味を別々に考えません。
頭を下げれば、何でも一緒に下がると思ってしまう ...
【落語】明るい家庭
えー、夫婦の間では、同じ言葉を使っていても、思っていることが少しずつ違う場合がございます。
片方は気持ちの話をしているのに、もう片方は目に見える形にしようとする。
親切ではあるんですが、方向を間違えると、家の中が余計に ...
【落語】当たり前の福引
えー、買い物をすると、会計のあとでレシートを見返す習慣がございます。
値段は合っているか、買い忘れはないか。
ところが、福引の券だけは、金額よりも「何が当たるか」が気になりますな。
商売人も、景気のいい言葉を看 ...
【落語】掃除の札
えー、九月も半ばに近づくと、朝晩の空気に少しずつ涼しさが混じってまいります。
二十四節気では、草の葉に露がつき始めるころを白露と申します。
露は朝のうちに消えてしまいますが、長屋の掃除札は、出したままにするといつまでも ...
【落語】猫の寝入り
えー、店先の張り紙というものは、短い言葉で大事なことを伝えるようにできております。
「本日休み」「さわるな」「立入禁止」など、読む側も素直に意味を受け取れば話は早い。
ところが世の中には、言葉を素直に受け取りすぎる者も ...
【落語】勝つ丼
えー、本日は九月九日、重陽の節句でございます。
菊の節句とも呼ばれ、昔から菊を飾ったり、菊の香りを楽しんだりする日とされてきました。
秋の気配が少しずつ深まりますと、食欲のほうも元気になってまいります。
腹 ...
【落語】割り勘の酒
えー、人付き合いというものは、きっちりしすぎても息が詰まり、曖昧すぎても後で話がこじれるものでございます。
とくに酒の席では、「今日は割り勘で」と言った一言が、仲間同士の気楽さにもなれば、財布をめぐる小さな知恵比べにもなる ...