【落語】回覧の輪
えー、人に何かを頼むとき、頼んだ相手がすぐ隣にいると、つい「ちょっと回しておいて」と言ってしまうものでございます。
「回覧」という言葉は、文字どおり、順番に回しながら読むこと。
読んだら手元に置かず、次の人へ渡すの ...
【落語】乾杯の練習
えー、人前で話す前に、家で何度も練習するという習慣がございます。
短いあいさつでも、いざ本番となると口が固まるものです。
酒の席でよく使う『乾杯』という言葉は、文字どおりには杯を乾かすという意味。
今では、 ...
【落語】話のついた時計
えー、人に頼みごとをするときは、言い方ひとつでずいぶん印象が変わります。
親しい相手なら「ちょっと話をつけてくれ」と頼めますが、この『話をつける』は、話をどこかへ貼りつけることではなく、相談や交渉をうまくまとめるという意味です ...
【落語】客寄せの笛
えー、店先を通ると、つい看板やのれんに目が行くことがありますな。
何を売っている店か、名前は何か、ひと目で分かるのが看板の役目です。
江戸の町でも、のれんは店名や商売の目印として使われ、日よけやほこりよけの役目もし ...
【古典落語】子ほめ
えー、秋のお彼岸が近づくころになると、親しい人の家を訪ねる機会も増えてまいります。
昔の江戸では、祝い事のある家へ酒や菓子を持っていくのが、今よりずっと身近なつきあいでした。
赤ん坊が生まれた家へ行けば、まずは子ど ...
【落語】新米の配達
えー、商売の言葉には、同じ音でも意味の違うものがございます。
秋になると店先に並ぶ『新米』は、その年に収穫された米のこと。
一般に水分が多めなので、炊くときは水を少し控えることがありますが、米の種類や状態で加減は変 ...
【落語】目の上の眼鏡
えー、九月は秋分に近づくにつれて、少しずつ昼が短くなります。
夕方の道で物を探すなら、明るいうちのほうが見つけやすいものです。
ところが人間、見えないから探すとは限りません。
見えているのに、見ようとしないこと ...
【落語】順番待ち
えー、商売には「順番」がつきものです。
店先に行列ができていれば、先に来た人から買う。
売るほうも買うほうも、その約束を守るから、商売が気持ちよく進みます。
ところが子どもは、ときどき言葉を大まじめに受け取 ...
【落語】酒のつまみ
えー、「つまみ」という言葉は便利なもので、食べ物を少し口に入れることも、瓶のふたや戸棚の取っ手を指すこともあります。
話の流れで意味が決まる言葉ですが、酒好きが聞くと、都合のいいほうへ意味を動かしたくなる。
今日は、そ ...
【落語】マウスを捕まえて
えー、商売でも家の仕事でも、同じ言葉が別の意味で使われると、話が思わぬ方向へ進むことがあります。
机の上の「マウス」も、パソコンを使う人には道具ですが、猫にとっては追いかけるもの。
今日は、言葉を聞いた猫が、実に猫 ...