【落語】先に生まれた先生
えー、ふだん何気なく人を『先生』と呼びますが、この言葉は、もともと『先に生まれた人』という意味から来たとされています。
学校の先生だけでなく、医師や作家、芸事の師匠にも使うのは、知識や経験が先にある人への呼び方だからです。 ...
【落語】顔から売れた
えー、『顔を売る』という言い回しは、顔そのものを売ることではなく、世間に名前や人柄を知ってもらう、という意味です。
商売では、品物だけでなく、店主の顔を覚えてもらうのも大事なこと。
もっとも、言葉を聞いたまま受 ...
【古典落語】目黒のさんま
えー、魚を扱う商いでは、旬のものが店先の主役になります。
秋の魚といえば、細長く銀色に光るさんま。
漢字では『秋刀魚』と書くことがあり、秋の味覚として昔から親しまれてきました。
江戸の町でも、焼き魚の香りは ...
【落語】盛る場所
えー、秋分の日を過ぎると、昼より夜の長さが少しずつ長くなっていきます。
月を眺めながら食事をする月見の風習も、秋らしい楽しみのひとつです。
ところで、料理を器に入れることを『盛る』といいますが、話を大げさにすること ...
【落語】空いた日曜日
えー、秋分の日を過ぎるころは、昼の長さが少しずつ短くなってまいります。
秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになるころの日で、年によって日にちが変わります。
日が暮れるのが早くなると、家でカレンダーを見る時間も増える ...
【落語】月の代わり
えー、秋分の日を過ぎると、昼より夜のほうが少しずつ長くなっていきます。
秋の夜に月を眺める月見は、昔から親しまれてきた習わしです。
月見の飾りには、すすきを使うことがあります。
すすきの穂が、稲穂の代わりと ...
【落語】席を取る酒
えー、商売でも宴会でも、『席を取る』という言い方をいたします。
これは席そのものを持ち去ることではなく、先に場所を決めておくという意味です。
江戸の酒の席では、座布団を並べて座ることも多く、場所が分かればそれで ...
【落語】書き入れ時
えー、商売の話でよく聞く『書き入れ時』という言葉は、帳簿に売上を書き入れる忙しい時期、という意味です。
もともとは商売が繁盛して、帳面に書くことが増える時期を指した言葉で、文字を書く仕事の時間という意味ではありません。
【落語】猫の鈴係
えー、家を出る前にスマートフォンの通知を確認したり、台所のタイマーを止めたりするのは、すっかり日常の習慣になりました。
音が鳴ると、何か知らせが来たと思うものです。
ただ、音が鳴るたびに同じ反応をしていると、肝 ...
【落語】腰にあん
えー、商売の買い物では、同じ品物でも季節によって呼び方が変わることがございます。
秋のお彼岸に食べるおはぎは、春のお彼岸ではぼたもちと呼ばれるのが一般的です。
どちらも小豆ともち米を使った菓子ですが、秋の萩、春の牡 ...